パールジャニス・ジョプリン
Sony
Music Direct
発売日 2004-08-04
60年代ロックの神髄 2005-09-30
1960年代の女性ロックシンガー・ジャニス・ジョップリンの死後直後に発表された作品。歴史的名盤と名高い一枚。ジャケット
写真からして奔放な女性のイメージが強いジャニズだが、人間の持つ弱さや儚さをも隠さず正直に表現できたストレートなシンガーだったと思う。僕は昔からR&B、ソウル、ブルースを良く聴いてきた人間なので、黒人シンガーのダイナミックで余裕のあるシャウトを聞き慣れているので、ジャニスの声を張り上げビブラートする歌い方に少し物足りなさを感じてしまうところもある。特にボビー・ウー
マックのトラストミーでは後半声が裏返ってしまい、出なくなるところがある。(多分、後日オーバーダビングで修正するつもりだったのでしょうが...)本作ではカバー作品に良い曲が多く(当然か?)、バックバンドのフルチルトブギー(ザ・バンドと同じく5人組でダブルキーボードの
シングルリード
ギター)の演奏が素晴らしく聞き惚れてしまう。ジャニスの急死のため、ボーカルなしの彼らだけのインスト曲(生きながらブルースに祀られて)もある。文字通り全速力のハッタリの効いたブギーを聴かせてくれてうれしい。ただし、ジャニス死後の録音(だとしたら上手い演出だ)と思わせる部分もないではない。
しかし、何よりも感動させられるのは、エタ・ジェームズをこよなく愛したジャニスの、全身全霊を込めた熱いソウルだ。曲によっては粗さが見えてくるところもあるけど、白人でここまで歌えた女性は少ない。理屈抜きで
リスペクトしてしまう。本作では円熟味というか、じっくりと聴かせる懐の広さを感じさせるところがある。やはり、あの60年代のロック全盛期を
缶詰にしたロックの名作といえるでしょう。後半の盛り上がり方がオーティスのTry A Little Tenderness を彷彿とさせるクリス・クリストファーソン(ジャニスの当時のステディマン)カバーのMe and Bobby Maggieが歌詞(バトンルージュで文無しになって、ニューオリンズまでトラックでヒッチハイクして、真っ赤なバンダナからハープを出して皆でブルースを歌ったいうところ)を含めて僕は大好きです。素敵なアルバムをありがとうジャニス、合掌です。
最近出たコロンビアレガシー盤は邪道ですので出来れば無視して下さい。
さらに詳しい情報はコチラ≫
posted by ベンツが欲しい at 07:43|
これは聴かなくちゃ。
|

|